2024年 振返り
2024/12/31
間もなく、2024年が終わろうとしております。
2024年振返ると、日本経済は、3 月にマイナス金利を終了、日経平均株価は42,000円の史上最高値更新、公示地価上昇や春闘賃上げはバブル期以来の伸びを記録するなど、幅広い分野でインフレ経済への回帰が見られ、「デフレからの脱却?」と感じられる年とした。
しかしながら 1)賃金の持続的上昇 2)コスト増の販売価格への転嫁 3)安定的な物価上昇
が進み、個人消費の復調、インバウンド需要したにもかかわず、日本の2024年通年の成長率はマイナス成長。
なぜでしょう...何事も悲観的になってはいけませんが、円安や人手不足、海外景気の減速・停滞が逆風となっていることは間違いないようです。
◆一つは円安ですかね、円安加速は、物価上昇による個人消費の逆風、輸出の促進されるはずが、中国を中心に欧米向けも限定的となってしまったこと(貿易収支は赤字(輸入>輸出)の状態、海外への所得流出はさらに拡大する
◆二つ目はなんといっても人手不足ではないでしょうか
日銀短観人員 DI(過剰-不足)は、12 月調査で
・製造業が▲23 へマイナス幅を拡大、
・非製造業は▲46 と史上最悪の水準を更新
・非製造業のうち、特に人手不足が目立つのは、いわゆる「2024年問題」の影響を受ける👇
飲食・宿泊サービス(▲66)
工事の進捗遅れが目立つ建設業(▲61)
運輸・郵便(▲56)
サービス消費回復を反映した対個人サービス(▲53)
DX 対応需要が盛り上がる情報サービス(▲52)
となっており全てにおいて完全な人手不足の結果がでておりました。労働制約の法改正は、日本弱体化を促進していると言っても過言ではないと思っています(勿論、不適切で過剰な強制労働はあってはならないことですが)。
※1980年代から1990年代初頭のリゲインのCMが思い出されます。
「黄色と黒は勇気の印 24時間戦えますか ジャパニーズビジネスマン」
このマインドが平和で豊かな現代の日本を作りあげてきたと信じております。
◆3つめに、政治不信、政府政策のギャップ(矛盾)ではないでしょうか
岸田政府は賃上げ促進、承継不足問題などを鑑み法改正も実施しましたが。
>賃上げ促進税制
企業が前年度より従業員の給与等の支給額を増加させた場合、増加額の一部を法人税から控除
>中小企業事業再編投資損失準備金制度
M&A(経営資源の集約化)などで経営力向上計画の認定を受けた中小企業は、準備金の積立の措置を投資額の70%以下を準備金として積み立て、損金に算入
>交際費損金額改定
中小企業における販路開拓・販売促進等に必要な交際費の損金算入額を1人あたり10,000円まで引き上げ、並びに800万円までは全額損金として算入措置の3年間延長
金融政策も含め、御国の統治対策が、円安進行、国内株価の上昇により、外貨資産や株式を多く保有する富裕層の資産所得や含み益が増加⇒物価上昇で目減りする賃金所得よりも増加のため、世の中的には、所得格差が一段と拡大しています(投資家層が一段と儲かる構造)。
上記申しあげた実態が、日本国民の働くマインドを押し下げ、しいては供給力不足、マイナス成長の要因と考えております。
2024年の大型取引(売買)を見ますと(売主⇒取得先)、
東京ガーデンテラス紀尾井町(約4000億円)西部HD⇒ブラックストーン・グループ
ロジスティード、33物件の流動化(約2219億円)⇒KKR、産業ファンド投資法人及び関連私募ファンド
グランドニッコー東京台場(約1070億円)ヒューリック⇒TPGアンジェロ・ゴードンとケネディクスのJV
渋谷サクラステージ(1000億円超)東急不動産HD⇒ 一部を国内機関投資家ファンドと東急不動産SPC
シャープ堺工場(約1000億円)シャープ⇒ソフトバンクで、AIデータセンターへの転換
青山ビルヂング(900億円前後)香港ガウ・キャピタル・パートナーズ⇒大成建設ファンド
品川駅西口地区A地区新築計画(仮称)の土地の一部(譲渡益約850億円)京浜急行電鉄⇒トヨタ自動車
赤坂ガーデンシティ(約710億円)積水ハウス・リート投資法人・GK⇒TPGアンジェロ・ゴードンのSPC
いずれも外資や国内ファンドが取得。日本国内への投資は意欲旺盛が継続しております。
さて、栄東不動産 はというと、引き続き、微力ながらですが、コアな投資家様のニーズを頂き、無事多数のdealをクロージングできましたこと、また、来年も既に数件のdealが決定していること、これもひとえに、関係者の皆様のおかげであり、改めて深く感謝を申し上げる次第です。
不動産流通を以って、街の活性化と新たな価値創造を!
次世代へ「豊かさ」と「潤い」と「輝き」を!
企業に沈まない1人1人の活躍を!
共存と共栄で人口安定化を目指し、さらなる日本の賑わいと国民一人一人のハピネスに向け、不動産流通に努めて参ります!
それでは、お身体を大切に、健康第一で、
皆様のさらなるご活躍とご多幸を心よりお祈り申し上げますとともに、
新年、どうぞ、良いお年をお迎えください。
~資産爆増 大家の道標~ 栄東不動産
2024年振返ると、日本経済は、3 月にマイナス金利を終了、日経平均株価は42,000円の史上最高値更新、公示地価上昇や春闘賃上げはバブル期以来の伸びを記録するなど、幅広い分野でインフレ経済への回帰が見られ、「デフレからの脱却?」と感じられる年とした。
しかしながら 1)賃金の持続的上昇 2)コスト増の販売価格への転嫁 3)安定的な物価上昇
が進み、個人消費の復調、インバウンド需要したにもかかわず、日本の2024年通年の成長率はマイナス成長。
なぜでしょう...何事も悲観的になってはいけませんが、円安や人手不足、海外景気の減速・停滞が逆風となっていることは間違いないようです。
◆一つは円安ですかね、円安加速は、物価上昇による個人消費の逆風、輸出の促進されるはずが、中国を中心に欧米向けも限定的となってしまったこと(貿易収支は赤字(輸入>輸出)の状態、海外への所得流出はさらに拡大する
◆二つ目はなんといっても人手不足ではないでしょうか
日銀短観人員 DI(過剰-不足)は、12 月調査で
・製造業が▲23 へマイナス幅を拡大、
・非製造業は▲46 と史上最悪の水準を更新
・非製造業のうち、特に人手不足が目立つのは、いわゆる「2024年問題」の影響を受ける👇
飲食・宿泊サービス(▲66)
工事の進捗遅れが目立つ建設業(▲61)
運輸・郵便(▲56)
サービス消費回復を反映した対個人サービス(▲53)
DX 対応需要が盛り上がる情報サービス(▲52)
となっており全てにおいて完全な人手不足の結果がでておりました。労働制約の法改正は、日本弱体化を促進していると言っても過言ではないと思っています(勿論、不適切で過剰な強制労働はあってはならないことですが)。
※1980年代から1990年代初頭のリゲインのCMが思い出されます。
「黄色と黒は勇気の印 24時間戦えますか ジャパニーズビジネスマン」
このマインドが平和で豊かな現代の日本を作りあげてきたと信じております。
◆3つめに、政治不信、政府政策のギャップ(矛盾)ではないでしょうか
岸田政府は賃上げ促進、承継不足問題などを鑑み法改正も実施しましたが。
>賃上げ促進税制
企業が前年度より従業員の給与等の支給額を増加させた場合、増加額の一部を法人税から控除
>中小企業事業再編投資損失準備金制度
M&A(経営資源の集約化)などで経営力向上計画の認定を受けた中小企業は、準備金の積立の措置を投資額の70%以下を準備金として積み立て、損金に算入
>交際費損金額改定
中小企業における販路開拓・販売促進等に必要な交際費の損金算入額を1人あたり10,000円まで引き上げ、並びに800万円までは全額損金として算入措置の3年間延長
金融政策も含め、御国の統治対策が、円安進行、国内株価の上昇により、外貨資産や株式を多く保有する富裕層の資産所得や含み益が増加⇒物価上昇で目減りする賃金所得よりも増加のため、世の中的には、所得格差が一段と拡大しています(投資家層が一段と儲かる構造)。
上記申しあげた実態が、日本国民の働くマインドを押し下げ、しいては供給力不足、マイナス成長の要因と考えております。
2024年の大型取引(売買)を見ますと(売主⇒取得先)、
東京ガーデンテラス紀尾井町(約4000億円)西部HD⇒ブラックストーン・グループ
ロジスティード、33物件の流動化(約2219億円)⇒KKR、産業ファンド投資法人及び関連私募ファンド
グランドニッコー東京台場(約1070億円)ヒューリック⇒TPGアンジェロ・ゴードンとケネディクスのJV
渋谷サクラステージ(1000億円超)東急不動産HD⇒ 一部を国内機関投資家ファンドと東急不動産SPC
シャープ堺工場(約1000億円)シャープ⇒ソフトバンクで、AIデータセンターへの転換
青山ビルヂング(900億円前後)香港ガウ・キャピタル・パートナーズ⇒大成建設ファンド
品川駅西口地区A地区新築計画(仮称)の土地の一部(譲渡益約850億円)京浜急行電鉄⇒トヨタ自動車
赤坂ガーデンシティ(約710億円)積水ハウス・リート投資法人・GK⇒TPGアンジェロ・ゴードンのSPC
いずれも外資や国内ファンドが取得。日本国内への投資は意欲旺盛が継続しております。
さて、栄東不動産 はというと、引き続き、微力ながらですが、コアな投資家様のニーズを頂き、無事多数のdealをクロージングできましたこと、また、来年も既に数件のdealが決定していること、これもひとえに、関係者の皆様のおかげであり、改めて深く感謝を申し上げる次第です。
不動産流通を以って、街の活性化と新たな価値創造を!
次世代へ「豊かさ」と「潤い」と「輝き」を!
企業に沈まない1人1人の活躍を!
共存と共栄で人口安定化を目指し、さらなる日本の賑わいと国民一人一人のハピネスに向け、不動産流通に努めて参ります!
それでは、お身体を大切に、健康第一で、
皆様のさらなるご活躍とご多幸を心よりお祈り申し上げますとともに、
新年、どうぞ、良いお年をお迎えください。
~資産爆増 大家の道標~ 栄東不動産